【「日本語教師の働き方を考えるセミナー Vol.4 ~ 知っていますか? 外国人の在留資格 ~」開催のご報告】
梅雨の晴れ間の6月22日(土)、「日本語教師の働き方を考えるセミナー Vol.4 ~ 知っていますか? 外国人の在留資格 ~」が、行政書士・社会保険労務士・中小企業診断士の犬飼尚光先生をお迎えして、開催されました。
まず、私たちがよく「ビザ」と呼んでいるものと、外国人の日本滞在に関わる「在留資格」とは異なるものであることを、たとえも使って丁寧に教えていただきました。
次に、在留資格の中には仕事・アルバイトをしてもよいもの、してはいけないものによって区分があることを教えていただきました。例えば、日本語学校に学びに来ている留学生は仕事・アルバイトはしてはいけないほうに入ります。ですが、「資格外活動」というものが認められていて、それによって店舗等でのアルバイトができることを教えてくださいました。
最後は、日本語教育機関で働くこととは直接関係しないのですが、永住権のこと、そして不法・偽装滞在についてもお話していただきました。直接は関係はしないものの、留学生が進む道によってはどちらもかかわりがある可能性があることだと思われるためか、参加されている方も最後まで熱心に話を聞いていらっしゃいました。
みなさんの所属されている日本語教育機関が、留学生を受け入れているのか、技能実習生を受け入れているのか、さらには新設校なのかそうでないのか、こういったいろいろな違いは、外国人の在留資格について知っておくことでより見通しがよくなると思います。「知らない」よりは知っておいたことは多いのがこの在留資格についてだと思います。今回いらっしゃることができなかった方も、次回の同種セミナーにご参加くださいませ。